半導体業界への投資ってどうなの?【半導体ETFを実際に購入】

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最近半導体不足ってよく聞くけど、半導体関連に投資って可能性があるの?半導体業界の現状や将来性はどうなのかな?

最近、半導体不足というニュースをよく聞きます。そこで実際に仕事で半導体の調達に関わっている筆者が半導体メーカーにはどんな会社があるのか、また半導体不足の現状を解説し、さらに半導体関連の投資~おすすめETFについてお話します。

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半導体のメーカーにはどんな会社があるか?

半導体市場調査会社 Insightsが発表した2020年度半導体メーカーの売上げランキング(予測)は以下の通りです。

Insights, incより引用

上記表の上位10位をまとめると下記の通りになります。

企業名売上高(US$)本社
1インテル738億アメリカ
2サムスン605億韓国
3台湾セミコンダクタ454億台湾
4SKハイニックス265億韓国
5マイクロン217億アメリカ
6クアルコム194億アメリカ
7ブロードコム171億アメリカ
8エヌビディア159億アメリカ
9テキサス・インスツルメンツ131億アメリカ
10インフィニオン111億ドイツ

上位10位のうち、アメリカ6社、韓国2社、台湾1社、ドイツ1社という顔ぶれで残念ながら日本の企業は入っていません。ちなみに1990年のトップ10は以下の通りで、10社中6社は日本企業でした。この30年のうちに、日本が全世界をリードしていたとも言えた半導体業が、その大勢を海外メーカーに譲った形になります。

企業名売上高(US$)国籍
NEC432億日本
2東芝セミコンダクター420億日本
3モトローラ354億アメリカ
4日立352億日本
5インテル317億アメリカ
6富士通260億日本
7テキサス・インスツルメンツ257億アメリカ
8三菱電機211億日本
9フィリップス196億オランダ
10松下電器183億日本
Wikipediaより引用
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半導体はどんな製品に使われているのか?

以下の図は東ソーエスジーエム株式会社様から引用しました。こちらから私達の身の回りの様々なところに使われていることがわかります。さらに、海外、特にヨーロッパでは2020年代~2040年にかけて、ガソリン車の販売が禁止になる動きが顕著になっており、ガソリン自動車が電気自動車化になることは規定の事実となっているため、半導体への需要が高まることは目に見えています。

東ソーエスジーエム株式会社様から引用

なぜ世界中で半導体不足になっているのか?

最近、下記のような半導体不足のニュースをよく見ます。例えば、下記は日経新聞の記事です。

なぜ世界中で、特に自動車業界で半導体が不足しているのでしょうか?諸説ありますが、代表的なものを一つお話すると、2020年上半期にコロナ大流行の影響で巣ごもり需要が増え(家電やITなどへの需要増)、一方で自動車への需要が減ったことを受け、自動車メーカーは売上が大幅に減少、生産数量も減らさざるを得ませんでした。そのため、各自動車メーカーは半導体含む部品の発注を極力抑えました。が、その後2020年度下半期に入り、予想に反して早く自動車への需要が回復し、自動車メーカーが生産台数を増やそうとしたときには時すでに遅かったのです。半導体メーカーは自動車メーカー用の生産枠を消費者家電やITなどの他の客先へ引き当てており、自動車メーカーへの供給が二の次になってしまっていました。さらに筆者が、仕事でお付き合いのある半導体メーカーの営業マンから聞いた話では、半導体メーカーは、自動車に搭載する半導体は古いタイプ(大きいサイズ)のものが多い一方で、家電やスマホに搭載する半導体はより新しいタイプ(小さいサイズ)のものが多く、半導体メーカーも生産量を増やすためには、設備投資して生産量を増やし、売上を伸ばしたいと考えますが、同じ設備投資するなら、より新しいタイプのものを作れる設備に投資して将来の需要に備えたいと考えるのがメーカーとして当然の考え方になります。そういう考えからも自動車への半導体供給が不足している事態につながっています。

半導体の不足はいつ解消するのか?

筆者は某メーカーに勤務して、半導体の調達をやっているのですが、最も遅い納品が現在来年6月納品予定(現在4月)。ということは少なくとも2020年上半期までは不足事態が続きそうに感じています。一方で、下記記事の通り、今後も高まりそうな需要に対応するため、設備投資を増やそうとしている半導体メーカーもあります。下記はロイターの記事です。

半導体のおすすめETF SMHへ投資

ここまで半導体企業及び半導体がどんな製品に使われているのか、またこの業界が今後の需要も高まりそうな状況であることを見てきました。そこで、半導体業界への投資というのは可能性がありそうと思えましたので、私自身、半導体のETFである、SMH (VanEck Vectors Semiconductor ETF)に投資してみることにしました。SMHの概要は下記のとおりです。

純資産総額53億ドル(2021年3月現在)
設定日2011年12月
年初来リターン17.24%
1年トータルリターン108.18%
3年トータルリターン38.59%
5年トータルリターン37.92%
(2021年4月9日現在)

このETFへの組入れ企業上位5位は下記のとおりで、先にご紹介した売上上位企業が5位のうち4社占めています。台湾セミコンダクタの比率が15%超えと少々高い気がしますが、それ以外は分散されている印象です。4位のASMLは半導体を生産するための設備メーカーです。

1位台湾セミコンダクタ15.03%
2位エヌビディア7.47%
3位インテル6.3%
4位ASML5.6%
5位テキサス・インスツルメンツ5.07%
(2021年4月9日現在)

さらに、2005年からの株価の動きはこちら。(Yahoo Financeから引用)

上記の通りコロナ禍で2020年3月にいったん暴落したものの、1年トータルリターンは108.18%と驚異のリターン率を出しています。・・・というわけで、2021年3月に、とりあえず5株のみ@USD232.22で購入してみることにしました。その後の経過についてはまたこちらでお話しできればと思っています。お楽しみに!

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